2013年11月16日〜17日、仁川本部修道院アンティエの家において、カトリック京都教区 パウロ大塚喜直司教様、久留米信愛女学院理事長 シスター村田初子先生を講師に迎えて、ショファイユの幼きイエズス修道会:第3回幼稚園リーダー養成研修会が行われました。

 2年に一度 開催されるこのリーダー研修会は、今年も10箇所の幼稚園から先生方が参加し、今年のテーマ「香りーあなたはどんな香りを放っていますか?」という素敵なテーマのもと研修が行われました。

 大塚喜司教様から「キリストの香り」と題して、 シスター村田初子先生から「リーダーの香り」と題して講話があり、先生方は熱心にメモを取りながら聞き入っていました。今回も講話を通して多くを学び、大きな実りを得ることが出来ました。

 その後、各園からの研究成果の発表や報告等がなされ、和やかな雰囲気の中 フリートーキング、分かち合いをとおしてそれぞれに学び合い、テーマ「香りーあなたはどんな香りを放っていますか?」を強く意識することが出来ました。

今回の実りを、早速明日からの保育に生かしていきたいと互いが決意を新たにし、仁川の山を後にしました。

 
 
 
 




管区長 Sr.片岡礼子
皆様、ようこそ仁川本部修道院においでくださいました。幼きイエズス修道会のシスター達と共に、幼児のキリスト教的教育にかかわっておられる皆様にとって、ここ仁川本部は、ある意味で使命の源泉の地、実家ともいえるところです・・・。
 この研修会は、幼きイエズス修道会の教育理念に基づいた幼児教育の使命を生きるリーダーを養成するという目的で開催されます・・・。
 子供の成長の為に自分を差し出すリーダー、幼児教育の現場で出会う様々な問題を仲間と共に背負うことの出来るリーダーになるためには、やはり、同じ精神にいかされているという実感、いわゆる「帰属意識」を持つことが出来るかどうかにかかっているように思います。
 そういう意味においても、この2日間は、互いに心を開き、本音を出し合い、日々生きておられる幼児教育の現場で出くわす問題、課題を掘り下げながら、お互いに気づきをもたらし合い、託された子ども達の「いのちへの奉仕」に生きる使命を、心新たにしていく貴重な時となることでしょう・・・。



大塚喜直司教様、Sr.村田初子先生と研修会参加者



大塚喜直司教様
(カトリック京都教区司教
 
 Sr.村田初子先生
(久留米信愛女学院理事長)


 


     
     
     




テーマ : 「 あなたはどんな香りを放っていますか?」


      大塚 喜直司教様 (カトリック京都教区司教)

        「神の愛に応える わたしの選び」 


1.カトリック幼稚園(学校)の使命
  @キリスト教的教育の目的
   →教育の目的は、人間の救い(真実の幸せ)を求め、
   社会貢献(奉仕)できる人間になる。
  Aキリスト教人口の少ない環境で、「福音を伝える役割
   (使命・ミッション)」を帯びている。

2.「みんな、かみさまの子ども」

3、キリスト教的人間観に基づくカトリックの人間教育
  →「人生を選び取っていく人間像」
  @神の愛に応えて、
  A自由に(自分の意志で、自発的に)、
  B自分の人生を選び取っていく、
  C責任ある人間

4.モンテッソーリー教育と「選び」
  @子どもの自発性
  A「引き出す」教育
  B「選び」(選択)の練習

5.神の愛に応える「キリスト教人間観」
      Sr.村田 初子先生 (久留米信愛女学院理事長)

             「リーダーの香り」


1.神とのお付き合い
  
  神は自分にかたどって人を創られた
  人間は神の目に値高く、貴く、愛すべきもの。

2.リーダーの香り
  
  兄弟愛をもって、相手を愛し、尊敬しあう
  受け容れ 「みんな違って、みんないい。」
  補完性の尊重 公平 責任転嫁は禁物
  アドバイス・注意を的確に 時期、状態などに留意
  奉仕の喜び、充実した人生をおくるために。

3.今日を生きよう
  
  人生の道行きで、どんなに激しい風が吹いても
  どんなに冷たい雨が降っても、心は穏やか 信じ難いほどの  
  大きな愛に守られているから 葉 祥明 疲れた者、重荷を
  負う者はだれでもわたしのもとにきなさい。やすませてあげよう。
   私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。
 


 仁川本部修道院玄関の聖母子像  仁川修道院の紅葉





仁川本部修道院の 聖 堂  資料展示室 「ルルドの聖母像」 洞窟 メモリアル・ホール



第3回
幼稚園リーダー養成研修会
2013.11.16.17

ショファイユの幼きイエズス修道会
仁川本部修道院
於:アンティエの家