久留米 天使園 (Kurume Tenshien) 児童養護施設1946年9月1日(昭和21年)
              「久留米聖母園」として救済事業開始
   熊 本  イエズスの聖心病院
           
( Iezusu no mikokoro Byoin)
ホスピス ・ 内科1889年(明治22年)
                露天生活者病人訪問看護開始
   熊 本   天使の園保育園
            ( Tenshinosono Hoikuen)
保育園1969年5月1日(昭和44年)
        「天使の園保育園」として認可設立
   熊 本   天使園 (Kumamoto Tenshien) 児童養護施設1889年11月1日(明治22年)
              孤児養育開始
   鹿児島  めぐみの園 (Meguminosono)
             
ゆらいの家
特別養護老人ホーム1988年4月1日(昭和63年)
                    特別養護老人ホーム開設
   鹿児島  薩来園 (Satsukien) 障害者支援施設1971年6月14日(昭和46年)
        
 精神薄弱者更生施設「薩来園」新設認可 開設





創立者
レーヌ・アンティエ
1801〜1883
     「すべての人に対して母の優しさをもってくだ
         さい。 特に、あなたが与えるほどの愛情を
           あなたに対して抱いていない人々には、
           もっと母としての優しさを示しなさい。
  
     「委ねられた子どもたちの心に、徳の種蒔き
          の役目を果たしましょう。」
                
   (創立者:レーヌ・アンティエ)




   
 1877年(明治10年)神戸上陸2日後の様子 熊本センタンファンス:(養育院) 1887年(明治20年)頃

 

「・・・日本の長い歴史において、明治維新前後ほど多くの人材を排出した時代はないと思う。後世に残る偉大な名は、それぞれ新鮮で、活気にあふれ、鼓動を呼び起こす。栄光に輝く新しい時代は、これら傑出した人物によって生み出された。しかし、その繁栄のかげに、置き去りにされた多くの人がいた。文明開化に酔った人々の目には映らない。暗雲の下にある世界に住む人がいた。子供たちに食べさせることさえできない貧しい人々、吹きさらしの廃屋の中で粗衣
をまとって震えている人々、病気にかかっても医療を受けることもできず、ただ死を待つだけの人々がいた。
 
ここに、自分のためには何も求めず、ひたすらこれら恵まれない人々に献身したフランス人シスターたちがいる。彼女たちは自国と家族から離れ、
万里の波濤を超えて来日し、生涯を日本の教育と福祉に捧げた。
シスターたちが神戸に上陸したのは1877年(明治10年)、それは、キリシタン禁制の高札がおろされてから、
わずか4年後のことだった。・・・」 
(S.村田初子著:「無償の愛に生きて」より)









     
児童養護施設の目的
 
児童福祉法に基づき、家庭において適切な養護を受けることのできない児童に対し、良い環境と豊かな愛情をもってこれを育み、カトリック精神に基づく知識、情緒、意志、身体の発達を助け、心身ともに健全な社会人に育成することを目的とする。

 基本理念
ー キリストの教えに根ざして ー
  キリストの教えに根ざすとは、人は神の似姿として造られ、
そのいのちは与えられたものであり、個別的でかけがえのないものであり、イエスの十字架と復活に招かれているとの人間観を根底におくことである。