ショファイユの幼きイエズス修道会:が、カンボジア宣教5周年を記念に
会員希望者を対象に実施されたカンボジア体験学習。(2007.1.)


@アンコール・ワット天空の楽園) Aバイヨン宇宙の中心) Bダ・ブローム


@ アンコール・ワット(天空の楽園

世界文化遺産の一つとして知られるアンコール・ワットは、今から約140年前にはその存在を知る人
すらなく、フランス人博物学者アン・リオが再発見するまで、密林の奥深くに眠り続けていたそうである。


第一回廊:壁画の大ギャラリー 聖池

A バイヨン宇宙の中心)

5つの門に囲まれた都城、アンコール・トム(大きな町)は高さ8mのラテライトの城壁に囲まれて
いる。周囲約12kmの城壁内には、十字に主要道路が配置され、その中央にバイヨン寺院がある。


B ダ・プローム

創建時はジャヤヴァルマン7世が母のために作った仏教僧院であったが、後にヒンドゥー教の寺院に
改宗されたと見られている。そのため、仏教色の強い彫刻の多くが削りとられている。巨大に成長した
スポアン(榕樹)に押しつぶされながらも辛うじて寺院の体裁を保っている。見事なダ・プローム!


 
 王 宮

王宮の歴史は、1866年にノロドム王が当時の首都ウドンからプノンペンへ遷都したとき、この地に
宮殿を築いたことに始まる。(1870年2月落成)。当初は木造の建造物であったが、その後
1919年、シソワット王の代にフランス人建築家によって今のスタイルに再建された
見事な宮殿!




地雷博物館

長い年月に及ぶ内戦の傷跡はこの国のあちこちに残っている。地雷の被害は深刻であった。より多くの人に
地雷除去問題についより多くの人に地雷除去問題について知って欲しいという、アキー・ラー館長の熱意で、
政府からの援助なしで造った 地雷博物館である。シエムリアップで地雷除去のボランティアを行っているアキー
・ラー氏が現在までに除去し、安全処理を施した約5000個の地雷や武器がここに展示されている。




伝統織物の復興:布に「心を織り込む」

あまり知られてはいないが、カンボジアには世界的に優れた技術の伝統織物が昔から存在していた。長い
年月母から娘へと脈々と受け継がれてきたが、内戦で立ち消えようとしていた。それを日本人、森本喜久男
さんが、現在シエムリアップのクメール伝統織物研究所を立ち上げ、絹織物の復興・育成活動を行っている。




トゥール・スレン刑務所

1975年4月から1979年1月まで、3年8カ月に及んだポル・ポト政権下では、全土で無謀な社会主義改革が強行
された。それを妨害する「反革命分子(スパイ)」とみなされた人々は 家族ともども次々に捕らえられ激しい拷問を
加えられ尋問され、処刑された場所。その”粛清”の舞台の一つとなったのが当時 「S21(Security Office21)」
と呼ばれた
トゥール・スレン刑務所で現在はポル・ポト派の残虐行為を後世に伝える博物館として公開されている。




ポルポト政権によって虐殺された人々の頭蓋骨が
たくさん納められている寺院