イースター 「復活祭」:豆知識



復活祭は、キリスト教の典礼歴における最も重要な祝日です。
十字架につけられて死んだイエス・キリストが三日目に
復活した( よみがえられた)ことを記念する日です。


 わたしは復活であり命である
わたしを信じる者は、死んでも生きる。
生きていてわたしを信じる者はだれでも
決して死ぬことはない。

(ヨハネ11.25~)
 
 

復活祭の日付

 
 キリストの復活(HAPPY EASTER!)は、「春分の日の次の満月の後の日曜日」です。
これは4世紀に定められました。したがって年によって日付が変わる移動祝日です。
今年(2021年)は、
4月4日です。その後、7週間復活節が続きます
325年、教会は、この大切な祝日を一致して祝おうと、ニケア公会議で現在の日取りを決議しました。
 春分の日の次の満月はユダヤ教の過越祭です。この時期にイエスが亡くなったことと、復活が「週の初めの日」 (
)であったことから、現在の日取りが定められるようになリました。春分の日が満月の場合は次の
日曜日が復活祭となります。 

 

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主は復活されて、あなたを呼んでおられます。
だから喜びと愛で応えなさい。
そうすれば、信仰の恵みをいただきます。

 (ベネディクト16世教皇)


復活祭の祝い方 さまざま
春・卵・うさぎ

2014.4.fukkatsu0.jpg 復活祭には、色のついた卵を交換したり贈ったりする習慣がありますが、その由来についてご存知ですか。
キリストの苦しみをしのぶ受難節の期間には断食をしたり、ぜいたくを避けるよう努力することが勧められていました。そこで受難節が終って、イースターを迎えた時、久しぶりに肉や卵で食卓が飾られ、主と共に喜び祝うのです。

また死にうち勝ち復活なさったキリストの素晴らしさと、不思議さをちょうど卵の堅い殻を破って生れ出てくるヒヨコになぞらえているとも言えます。

ご降誕にはじまったキリストの人類救済の生涯は、その苦しみ、受難、ご死去を通して遂に栄光の頂天である復活祭をもって、
まっとうされるのです。
アレルヤをとなえながら私たちも主の復活にあやかれるよう恵み
を願いましょう。


 

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カトリックの復活徹夜祭は「光の祭儀」で始まります。参列者は復活賛歌を歌いながら、手にしたろうそくからろうそくへと火を移します。聖堂いっぱいに光が広がるさまは、世の光キリストの復活を祝う典礼の美しい始まりです。プロテスタント教会の中には、復活の主が朝早く墓で現れたことから、早朝礼拝を行うところもあります。教会の墓地でそれを行い、身近な死者のために祈ることもあります。・・・
主の復活について、まだまだたくさんの祝いかたがあるようです。調べて見るのも楽しいかも知れませんね!

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・新しい命が生まれるシンボルとして、復活の祝いによく卵が使われます。
ウクライナでは卵に芸術的な細かい模様を描いて飾る習慣があります。
またギリシャでは染めた卵をぶっつけあって、どちらが割れないか運試しをする習慣があります。
・春にたくさんの赤ちゃんを産むうさぎもイースターのシンボルの一つです

・花の中では聖母マリアのイメージにつながるゆりが復活と結び付けられています。

参考文献:「暦とキリスト教」
(土屋吉正著・オリエンス宗教研究所)ほか

 


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