2013.6.28〜29

信愛女学院:四姉妹校教職員研修会は、今年も学院の設立母体であるショファイユの幼きイエズス修道会
日本管区仁川本部修道院・アンティエの家を会場に、サレジオ会: 河合 恒男神父様を講師にお迎えして
「信愛教育」
”いのちへの奉仕”をテーマに開催されました。



信愛女学院:四姉妹校教職員研修会参加者




仁川本部修道院玄関 アンティエの家に咲いたばら  仁川本部修道院の森
 
 
 熱く語る河合恒男神父様の講話に参加者一同聞き入っていました。 



   講話の要点

@.時代の状況に見る教育現場
A
.それなのに 
B
.そんな時代に求めれれているカトリック学校とは
C.そのために生徒たちを教え導く教職員たちがイエス・キリストを体現する必要性とは建学の精神を
持って、キリスト教教育を続けることはすごく困難であることは分かっている。
ローマのカトリック学校教育省紀元2000年を迎えてカトリック学校
・カトリック学校の宗教教育・生徒に対する教職員たちの課題 
D.25歳の人間づくり 
E.「ポジティブ・プッシング」8か条 
F.この教育を実現していくためにまず教師には「志」が一番必要 : (教師に必要な能力・社会人 
基礎力・社会人基礎力の能力要素) 
G.教師生活24時間(教師生活の心得のすべて)に記されている事項を指導することができますか?
(レスポンシブル・セルフ としての教師)・・・等、示唆に富んだ講話を聞き多くを
学ぶことができました。

● 神父様の講話をうけての分かち合いが、3つのグループに別れて行われ、
互いに話し合い、ともに学び合う機会となりました。





   ジョン・W・シュラターの「私は教師」より

私は子供が「なぜ?」という言葉を初めて口にしたときに生まれる。・・・・・

私の顔や名前は何時かは忘れ去られても、私の教えや人格は教え子の中に生き続ける。
私は教え子の結婚に喜びの涙を流し、彼らの子供の誕生に歓声をあげ、
また若くして世を去った教え子のお墓の前で悲しみに頭を垂れる。・・・・・

私が絶えず追い求めてきたのは、富でも栄誉でもなく、生徒たちがその能力を発揮できる場であり、
自信を喪失した生徒たちが眠らせている才能である。・・・・・

私ほど恵まれた職についている者はない。医者は生命がこの世に誕生する神秘的な瞬間に立ち会うが、
私は生命が日々、新たな疑問や考えを抱き、新しい人間関係の中で生まれ変わるのに立ち会う。
建築家は入念に作り上げた建造物が何世紀にもわたって残ることを知っているが、
私は愛と真実を注いだ教えが永遠に残ることを知っている。・・・・・

私の過去は思い出でいっぱい。私の現在は挑戦、冒険、愉快なことでいっぱい。
なぜなら、わたしは、子供という未来とともにあるから。

私は教師。この神の計らいに日々感謝する。






ミサに参加


2日目の朝、修道院のミサに参加し、シスターたちと一緒に祈り、聖書のことばに耳を傾け、聖歌を歌い、神に賛美と感謝を
捧げました。神父様は、人間だけが両手を合わせて神に祈ることが出来る素晴らしさについても話してくださいました。  




資料展示室見学


 修道会創立155年(2014年)を迎える 資料展示室の見学。
先生方は多くの資料一つ一つに関心を示しながら丁寧に見学しておられました。
150数年前にフランスから贈られてきたオルガン: 鍵盤を左右に移動させることに
よって自由に調子を変えることが出来る珍しいオルガン。




メモリアルホール訪問

信愛のために生涯を捧げてこの世を去った先人方の墓参。 

   





懐かしいシスターたちと記念写真!

 仁川の森にあるルルド    仁川の森

先生方の声・・・

「今回の研修会とても新鮮でした」「信愛ファミリーを感じました」「心が豊かになりました」
「また参加したいです」などなど嬉しい言葉を残してくださり、仁川本部修道院を後にされました。

時折聞こえる鶯の鳴き声が先生方を見送っているかのようでした。