ハイチ共和国での創立 2017年
ハイチ共和国宣教7年 (2024年)


ショファイユの幼きイエズス修道会は、現在、フランス・日本・カナダ・ドミニカ共和国
アフリカチャド共和国・カンボジア・ハイチ共和国において宣教活動を行っています。


 ハイチは東にあるドミニカ共和国とイスパニョーラ島を分け合うカリブ海の国です。2010 年の地震から復旧途上にありますが、19 世紀初頭にさかのぼるハイチの代表的な建物の多くは無傷のまま残っています。有名な建物には、山頂にある巨大な要塞シタデル ラフェリエールや、その近くにある国王アンリ1 世の居城であったバロック様式のサンスーシ城跡などがあります。首都: ポルトープランス   設立: 1804年1月1日 人口: 1085万 (2016年) 公用語:フランス語、ハイチ語   面積:27,750平方キロメートル(北海道の約1/3程度の面積)2015年)






ハイチ宣教スタート!

 2017年9月からハイチ共和国における宣教奉仕活動を始めることになりました。ハイチ共同体最初のメンバーとしてシスターマジェラ・シスター小井手惠美子が、その後シスター日置マリエが、2022年にシスターマリージョゼフが、さらに2023年からシスタ-泉淑美が新しく派遣されました。最初の頃は、み心宣教会の神父様方のご厚意により、しばらく修練院に逗留させていただくなど・・・。お世話になりながらぼつぼつ歩みを始めてまいりました。
私どもの新しい宣教奉仕活動を神様が豊かに祝福してくださいますよう祈るとともに皆様がたの変わらぬご理解とご協力ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2023年(令和5年)からシスター日置マリエとシスタ-泉 淑美が、ハイチでの宣教奉仕活動に力を注いでおります。皆様のご理解とご協力、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

ドミニカ共和国・アフリカチャド共和国・カンボジア王国同様、ハイチ共和国の応援もよろしくお願いいたします。順次活動内容を紹介してまいります。


2022.10
ハイチから喜びの知らせ No2
プレノヴィス誕生



召命を考えながら、しばらく志願者として共同体で体験生活をしておられたSidonie(シドニー・ビルソン)
さんが、このたび本会に入会され、プレノビスとして新たな生活を始められました。
ハイチは、プレノビスが2人になりました。彼女たちの召命のために皆様のあついお祈りをお願いいたします。



2022.2
ハイチから喜びの知らせ No1
プレノヴィス誕生

共同体:祈りの部屋  Nelie Amardy(ネリ アマルディ)さん 

2022年2月22日、聖ペトロ使徒座の祝日にプレノヴィスの入会式が行われました。
Nelie Amardy(ネリ アマルディ)さんです。彼女の召命のために皆様のお祈りをお願いいたしますまた現在、召命を考えているSidonie(シドニー・ビルソン)さんは志願者として共同体で体験生活を開始しておられます。彼女の為にもお祈りをお願いいたします。  



2022.8
ーともに生きるー
ハイチ共同体

 
プレノビスを迎えて共に分かち合いながら楽しく
過ごしているハイチ共同体!
 
 
教会でミサ後に聖堂の後部スペースを借りて、
ハイチの若者との楽しい交流!
 
 


2020.2
ハイチ訪問:思い出のアルバム

日置 恵様・比嘉良美津様提供ー
ー修道院訪問ー

S.小井手・比嘉良美津様・ S.日置 修道院訪問   S.日置の兄様
ビーンズスープ:!とても美味しい   修道院での楽しい昼食  自家発電機
 近くの修道院のシスターと共に 聖堂:蚊帳の中での祈り!  主任司祭と共に 



ー教会ー
 ミサ中、賛美の踊り奉納  雨漏りしそうな聖堂の中  王たるキリスト祝日の退堂! 
 
  日曜日の装い!  聖歌隊の皆さん:歓迎の歌! 近くの修道会 
 
 早朝ミサ:S.日置 聖体奉仕
聖水による祝福   S.小井手 聖体奉仕  




識字学校・神学校・診療所・山岳地旅行・大震災・道路状況ー

教会の外庭にある識字学校  聖心の神学校:玄関 3名の司祭と10名の神学生 
診療所のスタッフ全員  診療所玄関  診療所メンバーのユニホーム 
 小旅行:山岳地  田舎は緑が豊か! 小旅行:山岳地 
 大震災跡 大震災跡  ゴミ処理できず: 不健康で汚い道路



2018.8
ハイチでの生活アルバム



教会へ行く道中、飲み物を作って売っている Sr.小井手の友人:マダム ギベさん            隣の人:ダニーさん     
                                

教会の中にある診療所:(検査室)             (受付・薬局)    


     教会の中にある(識字教室)①          識字教室②                    要理教室           


       路上の店(雑貨店)                (果物店)                   (洋服屋)           


シスターたちが教会へ行く途中、
いつも出会いを楽しみに待っているダビンチ君とその家族



友人:ヴィオレットさん             ご近所のムッシュ ピエールさん              通学途上の子どもたち




      聖週間:枝の主日ミサ              日本の援助により、新しい橋と道路の
                                  建設が進められている。




2017年
ハイチ宣教スタート!





 



 「教育を受けられない子どもたち」

ハイチと日本と両国の大きな違いは、何よりも国民が受けている教育の差だと言えます。日本は江戸時代の寺子屋に始まり、明治時代には義務教育が徹底され、国民のほとんどが読み書きできるようになりました。また、より高度な教育を受ける機会もあり、考える力や行動力を育てることができます。
そのため日本人は、世界中の人々も自分たちと同じような教育環境にあると錯覚してしまうかもしれません。しかし途上国には、自分の名前さえ書けない人も大勢居ます。
ハイチでは、成人の識字率は62%です(「2010年世界子供白書」より)。国の貧しさや政治の混乱により、子どもたちの約半数は学校に通うことができず、水汲みや幼い弟妹の世話などの家事労働をする子どももや、ストリートチルドレンとして自分の命を守ることに精いっぱいな子どもも居ます。
そもそも地域に学校が無いこともあり、子どもたちは教育とはかけ離れた環境で育っていて、ハイチの就学率は初等教育50%、中等教育19%と極めて低い状況です(「2011年世界子供白書」より)。さらに児童労働率21%、児童婚率30%、ドメスティック・バイオレンス(DV)率29%と、子どもたちはとても過酷な状況に置かれています(「2011年世界子供白書」より)。

ハイチにおける召命の集い





    震災後の傷跡:テント生活を送っている人達もいます。         震災で崩れた聖心修道会の建物